インディーズ・ポップスユニットm7のプロデューサーMarkのblogです

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著作権もろもろ

Excite 社会ニュース : ガチャピン「たべちゃうぞ」 「放送禁止」になった変な理由
ミスチルのあの名曲「名もなき詩」の歌詞「僕はノータリン」の部分がテレビでは別の歌詞で歌われていたりとか、NHKでは山口百恵のプレイバックPartIIの歌詞が変わったりとか。イギリスBBCではウイングスの「アイルランドに平和を」が放送禁止になったりとか。RCサクセションが反原発の曲を収録したアルバムをレコード会社が発禁処分にしたりとか。ま、いろいろありますが、僕がリアルタイムで知っている限り(の時代)は「放送禁止歌」ってのはなく、要はその歌詞が持っているメッセージを伝えるにふさわしい番組内でふさわしいシチュエーションの中で流されれば放送局の主張となる、ということだった。デリケートな歌詞を茶化したりお笑いに持っていったり単に娯楽という範疇でのみ気軽に使うのはダメよ、って感じだったな。

ま、それはそれとして、記事中にある
「著作権問題」といえば、07年2月に「騒動」となった歌手・森進一さんの「おふくろさん」が記憶に新しい。「偶然の一致」らしいが、この本の帯には同曲の作詞を手がけた川内康範氏による、歌に対する思いがつづられている。
この事件とか、マッキーと松本某の騒ぎとか、著作権問題にからむ騒動がいろいろ最近出ているけど、一応作り手の一人として、自分の考えを述べておこうと思う。

基本的に、自分が産み落とした作品は、「公開した瞬間に自分の手を離れて別物となる」というのが僕の考え方。だから、何か別の作品のテーマやBGMに使われようが、DJにサンプリングされ切り刻まれようが、そこに「作った人へのリスペクトさえあれば」構わないと思う。例え歌詞の一部分だけが強調され一人歩きしたとしても、それは受け手の感性なので作り手があれこれ言うべきではないし、そこに新たなものが組み合わさるような使い方すら、コラージュという手法がアートの一形態として成立しているのと同様、それはそれで認めるべきではないだろうか。そんなに自分だけのものにしときたかったら公開すべきではないんだよね。
ただ、作り手として許せないのは、「リスペクトのない」使い方と、無断で「金もうけに使っている」こと。作り手としての気持ちってのは実はそのぐらいがせいぜいだと思う。「おふくろさん」の場合は、無断でリスペクトのない使い方をされて金もうけに利用されてたわけで、こりゃもう救いようがないんじゃないかな。

ただ、著作権問題が現実にはこんなにシンプルじゃない理由は、それが「著作権ビジネス」という産業に組み込まれているからなんだよね。産業ということは、著作物を生み出す人の周りに
著作物を生み出せない人がわんさか群がっていて
その人たちが
著作物の生み出すお金で食っていかなきゃならない社会の仕組み
ってことで、松本某とか某団体のエライ人とかは僕が上に書いた「アーティストの純粋な気持ち」だけでは発言できない重い十字架を背負っているわけだな。

でももう限界じゃないかな。以前インターネット時代の音楽産業でも書いたけど、このビジネスは過渡的なものだったのに肥大化し過ぎた。その歪があちこちに現れて最近いろんなところで著作権がらみのニュースを見ることになっているんだと思うんだけどね。そろそろ真剣に正常化を考えた方がいいんじゃないかな?
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by kenpapa9 | 2007-04-10 18:29 | 音楽・カルチャー全般

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