インディーズ・ポップスユニットm7のプロデューサーMarkのblogです
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インターネットという空間の消滅
Excite ITニュース : ブログでの名誉毀損で国内初の一斉摘発 一歩間違えれば自分も加害者

「ネットはなんでもあり」はこれにて終了。

但しこの事件はネットイナゴによるいわゆる炎上ではなくて、もっともっと悪質なケースだ。事実無根の誹謗中傷を10年以上に渡って一人の人間にあびせかけた、という誰が見ても「そりゃ犯罪だろ」というひどい内容。だが、ポイントは「不特定多数の人によるネット上の言葉の暴力」を犯罪と認定した部分にこそある。だからこそ各報道機関が「ブログ炎上」と結びつけて書いているのだと思う。もはやモラルが機能しないからこそ警察が動いちゃったのよん、ってところだ。

叩きの文化でも書いたが、最近のネット大衆の暴れっぷりは目に余るものがある。これはインターネットの先人達が思い描いていた未来とは全く違う醜い姿である。元々インターネットは大学や研究機関のローカルなネットワークを相互接続するところから始まった。つまりユーザーは高学歴な人々しかおらず、そこでできた初期のインターネット・コミュニティでは高邁な理想が語られしかも誰もそれを疑わなかった。パブリックドメインの考え方だったり、インターネットによる世界市民主義だったり、権力からの解放だったり。この頃は確かに「インターネットは自由な世界」であるところが最大の魅力であり各人のモラルによってその世界は保たれるはずだったのだ。
だが、インターネットが大衆の手に渡るにつれ、まずは商業主義にパブリックドメインが駆逐され、現実が受け入れられない理想家はダークサイド、つまりアングラに潜ることになる。そして社会的政治的自由さえもギリシャが直接民主制から衆愚政治に陥った歴史をなぞらえてゆく。そして今、モラルの低下ゆえに国家権力の介入まで許してしまった。

リアルとバーチャルという分け方をずっとしてきた僕だが、ことここに至るともはやバーチャルは存在しない。ネット上の言葉の暴力が犯罪と認定されるということは、インターネットがリアルになったということだ。言い換えればインターネットも実社会の一部なのだということである。この事件は、僕にとってはバーチャルが消滅した端的な証明であり、実に感慨深いものがある。もはやインターネットという空間には意味がなく、ただ道具としてのインターネットがあるに過ぎない。

小難しいことを言ってきたが、これからは現実社会でやらないことはインターネットでもやらない方がいいでしょう。ちょいと失言したからってよってたかって暴力によって戒める、なんてのは、それは「私刑(リンチ)」というのですよ。当然のことながら犯罪です。
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by Mark@m7|ReTweet by kenpapa9 | 2009-02-10 01:02 | 雑談
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